[PC]発達障害でお悩みの方はご来院ください｜今治市心療内科アキクリニック

発達障害ページの目次
・発達障害の症状
・発達障害の原因
・通院する状態の目安
・発達障害の治療と対処
・発達障害の通院頻度の目安
・グレーゾーンについて
・注意欠陥多動障害(ＡＤＨＤ)
・自閉スペクトラム障害
※このページの該当欄へ移動します。

　発達障害は幼児期や就学期だけでなく、成人してから初めて社会生活に支障が生じてくることがあります。

「自分勝手」「怠けている」「空気が読めない」「こだわりが強い」などの特性が発達障害でみられることがあります。

また「予期しない音に過剰に驚く」「テレビの主電源などの光をまぶしく感じる」「シャツの襟やズボンのウエストが酷く窮屈に感じる」などといった感覚過敏もあります。

それらによって疲れやすかったり、うまく行かないことが続くなどして２次的にうつ病や不安障害を併発することもあります。

　最近ではテレビやインターネットでも話題になっており「自分も当てはまると思った」「同僚や友達に指摘された」といったことがきっかけとなり受診される方が増えています。

上述のようにうつや不安を訴え受診し、診察の結果として発達障害が背景にあることもあります。

※参考：発達障害(ウィキペディア)

脳の先天性機能障害により発達の不揃いが生じることが原因です。

社会生活に支障を感じるようであれば、「こういう事があるんだけど、これは発達障害だろうか？」といった「相談」での受診から検討してください。

愛媛県今治市心療内科(精神科)アキクリニックの電話番号：0898-32-4886

　発達障害の場合、一人一人の特性に応じた環境調節を行うことが大切です。

同じような特性を持つ方でも、

必ずしも治療をしなければいけないものではありません。

　当クリニックでは、環境調節のアドバイスを行うことや社会生活上の支障によって２次的に生じてくる「不眠」「不安」などの症状に対して薬物療法を行うこともあります。

治療をすると中高生では　「授業中に注意されることが無くなった」「テスト勉強を今までで一番集中してすることが出来た」「頭の中がすっきりした」などといった改善がみられる方もいらっしゃいます。

　本人はもちろん、周囲の人々も「発達障害は治る」ということをどうしても期待してしまいます。

発達障害の特性とうまく向き合い、より良い生活ができるよう支えることが大切と考えています。

　通院開始後には１～２週間に１回程度の通院をお願いしています。

この期間は主に症状の変化の確認などを行います。
また、お薬による治療も行っている場合には副作用等が出現していないかも確認します。

その後状態の安定に伴い２週間に１回、1ヶ月に１回などとなります。
※処方する薬の内容によっては1ヶ月間隔が最長のこともあります。

　近年、マスコミなどが発達障害の『グレーゾーン』という言葉を頻繁に使っています。

しかし、医学的な専門用語として『グレーゾーン』という言葉はありません。

　そもそも発達障害の診断自体が「血液検査でこの数値が高いので発達障害です」というハッキリした基準がありません。

生活歴、生育歴、自覚症状のチェック、他覚的な検査、現在の生活の様子から総合的に判断します。

いくつか発達障害の特徴を認めるものの、すべての診断基準を満たさず、発達障害の診断ができないものを便宜的に『グレーゾーン』と説明することがあります。

　近年、大人の発達障害が注目されており、「テレビ・インターネットで見た」「同僚に指摘された」という理由で受診される方が増えています。

大人になってから初めて受診される方の具体例は下記の通りです。

・発達障害の診断を満たす特性を認めるが、自分なりの工夫で発達障害の特性が表面化していない方

・表面的にはうつ状態を呈しているが、本質的には発達障害が原因になっている方

・特性は認めるが診断基準を満たさない方

幼少期から明らかに発達障害の特性を呈している場合に比べると、大人の場合は『グレーゾーン』と判断されることが多くなります。

　ハッキリした診断ができればスッキリしますが、『グレーゾーン』だと「結局どうすればよいのか？わからない」という気持ちはわかります。

しかし、診断確定をすることも重要ですが、

　そのため検査等で客観的に得意な面・苦手な面を把握し、どういう環境調節や工夫をしたらより生活しやすくなるのかといったきっかけにしたり、場合によっては症状を軽減するためのお薬の内服など、個々の特性に対処し生活しやすくすることが大切です。

※参考：注意欠陥・多動障害(ウィキペディア)

※参考：大人の「注意欠如・多動症(ADHD)」とは？(NHK健康ch)

※参考：子どもの「注意欠如・多動症(ADHD)」とは？(NHK健康ch)

子供の頃に目立つ症状は以下の通りです。

①授業中にじっとしていない。話を聞いてない。
②忘れ物が多い。
③登校の準備に時間がかかる。遅刻が多い。
④片付けができない。物をよくなくす。
⑤友達との喧嘩やトラブルが多い。
⑥怪我が多い。

大人になってからの主な症状は以下の通りです。

①仕事で何度も同じミスをする。
②忘れ物が多い。
③遅刻が多い。もしくはいつも時間ギリギリになる。
④寝る時間が遅くなる。
⑤部屋の整理が出来ない。物をよくなくす。
⑥人間関係でのトラブルが多い。
⑦事故や車をぶつけることが多い。
⑧浪費することが多い。

一般的には成長に伴い多動性は目立たなくなることが多いですが、その名残として衝動性がみられます。

　生活の工夫によってもかなり支障を軽減することもできるのでそのための助言を行います。

環境調節についての助言や学校の先生と面談することもあります。

それぞれのお薬には特徴がありますので詳しくは診察時に患者様へ説明しています。もちろん全ての方ではありませんが、薬物療法によって改善する方もいらっしゃいます。

※参考：自閉症スペクトラム障害(ウィキペディア)

子供の頃に目立つ症状は以下の通りです。

①始語や始歩の遅れ。

②過度な好き嫌い。決まった物しか食べない、飲まない。

③ごっこ遊びや友達と遊ぶ事が無い。または少ない。

④手をひらひらさせたり、揺れるカーテンをジッと見つめるなど感覚に特化した遊びが多い。

⑤視線を合わせない。指差しをしない。

⑥知的な遅れを伴う場合と伴わない場合があります。

大人になってからの主な症状は以下の通りです。

①感覚の過敏性、こだわり
襟が伸びた服しか着れない、音に過度に驚く、決まった物しか食べない、テレビの主電源の光をまぶしく感じるなど。

②社会性の障害、コミュニケーションの障害
家族も含め他者との交流がない、または乏しい。
仕事が続かず転々とする、ひきこもり状態となっているなど。

　現在、自閉スペクトラム障害に対するお薬はありません。
しかし、お薬を全く使わないということではありません。

たとえば「寝れない」「イライラする」「不安に感じる」など、

主に自閉スペクトラム障害では、(注意欠陥多動障害に比べると)薬物療法よりも環境調節や特性に応じた生活の工夫の相談に対する助言などを行っています。

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自閉症、アスペルガー症候群、注意欠陥多動障害(adhd)、自閉スペクトラム障害などの治療に対応できます。