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認知症の主な症状の特徴は以下の通りです。 |
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@最近、もの忘れが多い。
A数分前のことも忘れている。
B食べたこと自体を忘れるなど出来事や経験自体を忘れてしまう。
C本人にもの忘れの自覚がないか、あっても深刻味に欠ける。
D「なくなった」「盗られた」と言うことがある。
E元気がなく家で寝てばかりいる。
F計画を立ててものごとを行うことができなくなり、社会適応が困難になる。
G動物や虫が見えたり、来てもいない人が来ているなどの発言を認める。
H寝ぼけ様の言動を認める。
(夢の中での行動が、そのまま現実の行動となって現れてしまう)
I動作が緩慢になった。
J性格が変わり、怒りっぽくなった。
K反社会的、脱抑制的な言動が出現してきた。
L毎日同じことを繰り返すようになった。
M言葉が出にくくなったり、言い間違いが多くなった。
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※参考:『認知症』(ウィキペディア) |
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代表的な認知症にはアルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビ−小体型認知症、前頭側頭型認知症などがあります。
そして、それぞれの認知症の症状には特徴があります。 |
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アルツハイマー病は、もの忘れが前面に出ます。
認知機能の障害の中で記憶障害(もの忘れ)が突出しています。
たとえば、ついさっき話したことも忘れてしまいます。
また「自分のものを盗られた」等という、もの盗られ妄想も高頻度で出現します。
※症状の特徴:1、2、3、5に該当
※参考:『アルツハイマー病』(ウィキペディア) |
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血管性認知症の病初期は、もの忘れは比較的軽く、物事を順序立てて行うことが困難になったり、意欲の低下や無関心などの症状が目立つようになります。
※症状の特徴:6、7
※参考:『脳血管性認知症』(ウィキペディア) |
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レビー小体型認知症は鮮明で生々しいリアルな幻視(人、動物、虫など)やパーキンソン症状、レム睡眠行動障害などが出現します。
※症状の特徴:8、9、10
※参考:『レビー小体型認知症』(ウィキペディア) |
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前頭側頭型認知症は病初期から人格や行動面の障害が見られます。
※症状の特徴:11、12、13 |
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また、一般的に認知症というと「治らない」といったイメージをお持ちの方も多いと思われます。
しかし正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫といった病気など、適切な治療によって回復が望める「治療可能な認知症」もあります。
たとえば「3月までは全然問題なかったのに4月頃から急に認知症のような症状が見られるようになった」とご家族が言われる場合があります。
このようなアルツハイマー型認知症等と異なり(比較的)急に発症した場合には、正常圧水頭症や慢性硬膜下血腫を疑う必要があります。
そして、この2つの病気などは外科的治療の対象となります。
当クリニックでは診察の結果、正常圧水頭症や慢性硬膜下血腫などが疑われる場合には脳外科病院をご紹介しています。 |
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・正常圧水頭症
脳の中に水(脳せき髄液)がたまり脳を圧迫することにより認知症のような症状が出現する。
※参考:『正常圧水頭症』(ウィキペディア)
・慢性硬膜下血腫
頭蓋骨と脳の隙間に血がたまり見当識障害などの認知機能障害が出現する。
※参考:『慢性硬膜下血腫』(ウィキペディア) |
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上記以外にも認知症の症状を引き起こす原因となる病気は数多くあります。
そして、その原因となる病気により治療内容や処方する薬の種類などの対処方法が異なります。
当クリニックでは、日本認知症学会認定の専門医が在籍することにより |
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